技術の発展や創薬・創剤への展開・議論|日本薬剤学会 物性フォーカスグループ

技術の発展や創薬・創剤への展開についての議論ならびに人的交流を図る為、セミナー情報などを発信

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活動報告

【活動報告】物性フォーカスグループセミナー2023

X線を用いた原薬・製剤の評価

2024年2月20日にオンサイトセミナーにて開催され、多数の方々にご参加いただきました。X線を用いた各種分析法を用いて研究されている産学の研究者からご講演頂き、X線を用いた分析の基礎から先端での技術開発状況、現場での応用までの広い範囲にわたり、貴重な発表をいただきました。

<講演>
 X線回折(粉末X線、単結晶X線)の基礎
     木原 香澄 先生、清田 祥生 先生 (リガク)
 次世代放射光NanoTerasu(ナノテラス)によるX線評価技術の革新
     高田 昌樹 先生(東北大学)
 CMC の観点から見た溶液中のナノメディシンの特性評価 :X 線小角散乱を中心にして
     櫻井 和朗 先生(北九州市立大学)
 X線吸収端微細構造スペクトル測定による医薬品原薬結晶の評価
     鈴木 浩典 先生 (東邦大学)
 シミュレーションによる結晶構造予測とその応用
     小畑 繁昭 先生 (コンフレックス)
 製薬企業における小角X線散乱の応用研究
     武田 純平 先生(武田薬品工業)
 製薬企業におけるX線回折の応用研究
     谷田 智嗣 先生(中外製薬)
 
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【活動報告】第23回技術伝承実習講習会

探索から臨床へつなぐ効率的プレフォーミュレーション評価

 物性フォーカスグループが共催する今年度の第23回技術伝承実習講習会は、2023年8月31日、9月1日に、星薬科大学において開催しました。本講習会は、講義に加え、実習により技術を体験し、実験結果の解析を通じさらに理解を深めていただくものです。今年度も、定員満席となり、盛況のうちに終了しました。
 『製剤設計の基盤となる多様性広がる化合物の評価戦略Ⅱ』をテーマとし、下記の講義および実習を実施しました。

<講義>
 分光学を中心とした物性評価法総論  米持 悦生 先生(星薬科大学)
 経口吸収性を考慮した原薬形態選定・製剤設計  我藤 勝彦 先生(大塚製薬株式会社)
 「シミュレーションを活用した原薬形態・製剤設計物性 ~化学的安定性における短期安定性評価手法の活用~」  田村 幸介 先生(第一三共株式会社)


<実習>
 実習課題A:結晶化の基礎と塩・共結晶・多形スクリーニングへの応用  (中外製薬株式会社)
 実習課題B:製剤設計のための最先端の物性データ取得と解釈  (武田薬品工業株式会社)
 実習課題C:高分子固体分散体製剤の合理的設計のための評価法(アステラス製薬株式会社)
 実習課題D :予測モデルによる原薬・製剤安定性の短期評価法実習  (第一三共株式会社)

 

【活動報告】物性フォーカスグループセミナー2022

振動分光による原薬・製剤の物性評価

2023年3月03日にオンサイト及びオンラインセミナーにて開催され、多数の方々にご参加いただきました。先生方からは、振動分光の基礎から先端での技術開発状況、現場での応用までの広い範囲にわたり、貴重な発表をいただきました。

<講演>
 振動分光の基礎~はじめての方に向けて原理から
     笹倉 大督 先生(スペクトリス)
 低波数領域ラマン分光法の基礎と品質管理への応用
     深水 啓朗 先生(明治薬科大学)
 バイオライフサイエンス分野へのRaman分析の応用
     廣瀬 侑太郎 先生(堀場製作所)
 オリジナルラマンプローブによる高精度・多重イメージング
     神谷 真子 先生(東京工業大学)
 高輝度赤外線領域放射光を利用した分光と物性評価
     池本 夕佳 先生(高輝度光科学研究センター)
 ナノ分解能の新しい赤外分光技術 AFM-IR
     横川 雅俊 先生(ブルカージャパン)
 PATへの振動分光の応用
     深津 卓也 先生(アステラス製薬)
) 

【活動報告】物性フォーカスグループセミナー2021

医薬品原薬・製剤の表面・界面分析

2021年9月17日にオンラインセミナーにて開催され、100人を超える多数の方々にご参加いただきました。先生方からは、表面・界面の構造や状態を精密に評価できる様々な分析法について、基礎から最前線までの広い範囲にわたり、貴重な発表をいただきました。

<講演>
 TOF-SIMS および XPS による表面・界面分析とイメージング
     眞田 則明(アルバック・ファイ)
 パルス NMR 及びゼータ電位による水溶液中粒子の界面状態評価
     武田 真一(武田コロイドテクノ・コンサルティング)
 顕微ラマン分光法およびチップ増強ラマン分光法を用いたケミカルイメージング
     若林 慧(堀場製作所)
 DNA オリガミ分子デバイスの AFM 観察による生体関連分子の単分子検出
     葛谷 明紀(関西大学)
 吸着現象に関連した医薬品粉体表面の評価―ガス・水蒸気吸着、IGC を例とし て―
     米持 悦生(星薬科大学)
 IGC による void forming index の評価
     丸山 直(第一三共)
 各種 NMR 測定法を用いたナノ結晶及びナノ共結晶の界面構造解析
     小島 太郎(武田薬品工業
) 

【活動報告】物性フォーカスグループセミナー2020

アンケート結果アップしました!
顕微鏡法で医薬品原薬・製剤を“顕わ”にする ―低分子から細胞まで―

2021年2月19日にオンラインセミナーにて開催され、100人を超える多数の方々にご参加いただきました。先生方からは、顕微鏡を用いた各種分析法について、基礎から最前線までの広い範囲にわたり、貴重な発表をいただきました。

<特別講演>
 MicroEDおよび固体NMRを用いた低分子医薬品の構造解析
     西山 裕介(理化学研究所・JEOL RESONANCE)
<講演>
 電子顕微鏡の基礎
     西岡 秀夫(日本電子)
 原子間力顕微鏡によるナノDDS製剤の物性評価
     加藤 くみ子(北里大学)
 原子間力顕微鏡:細胞・組織のメカニクス測定
     岡嶋 孝治(北海道大学)
 電子顕微鏡を用いたソフトマテリアルの三次元構造解析
     島貫 純一(日産アーク)
 透過型電子顕微鏡を用いたナノ医薬品の物性評価
     中西 慶太(アステラス製薬)
 製薬企業における顕微鏡の利用
     木本 香哉(武田薬品工業)  

【活動報告】物性フォーカスグループセミナー2019

熱分析を用いた医薬品原薬・製剤の物性評価 ―低分子から高分子まで―

2020年2月21日に星薬科大学 百年記念館にて開催され、100人近い多数の方々にご参加いただきました。先生方からは熱分析を用いた医薬品原薬・製剤の物性評価について、基礎から最前線までの広い範囲にわたり、貴重な発表をいただきました。

<演題>
 熱分析(TG-DTA・DSC)の基礎
      益田 泰明 先生(株式会社リガク)
 熱分析を駆使した低分子医薬品の結晶多形・非晶質評価
      川上 亘作 先生(物質材料研究機構)
 凍結乾燥製剤の設計における熱測定の活用
      伊豆津 健一 先生(国立医薬品食品衛生研究所)
 ITCによる高分子医薬品の評価:抗体を中心に
      津本 浩平 先生(東京大学大学院工学系研究科)
 DSCを用いた生体高分子の熱安定性解析
      長谷川 淳 先生(大阪大学大学院工学研究科)
 共結晶の熱分析
      山下 博之 先生(アステラス製薬株式会社)
 企業における熱分析の利用
      木本 香哉 先生(武田薬品工業株式会社)

 

【活動報告】第17回技術伝承実習講習会<アンケート結果アップしました!>

探索から臨床へつなぐ効率的プレフォーミュレーション評価

 物性フォーカスグループが共催する今年度の第17回技術伝承実習講習会は、2019年8月29日、30日に、星薬科大学において開催しました。本講習会は、講義に加え、実習により技術を体験し、実験結果の解析を通じさらに理解を深めていただくものです。今年度も、定員32名満席となり、盛況のうちに終了しました。
 第17回の主旨を「多様な化合物の戦略評価と製剤設計の基盤技術を学ぼう」とし、下記の講義および実習を実施しました。

<講義>
 物性評価法総論  米持 悦生 先生(星薬科大学)
 製剤設計を見据えた物性研究総論  池田 幸弘 先生(武田薬品工業株式会社)
 物性や薬物動態特性に問題を抱えた化合物の製剤設計戦略と事例  近藤 啓 先生 (静岡県立大学薬学部)


<実習>
 結晶化の基礎と塩・共結晶・多形スクリーニングへの応用  (中外製薬株式会社)
 製剤設計のための最先端の物性データ取得と解釈  (武田薬品工業株式会社)
 高分子固体分散体製剤の合理的設計のための評価法  (アステラス製薬株式会社)
 予測モデルによる原薬・製剤安定性の短期評価法実習  (第一三共株式会社)


また、当日は下記メーカーの方々にご協力いただき、装置の展示に加え、ランチョンセミナー形式でのプレゼンテーションを行っていただきました。誠にありがとうございました。
 ・ライフィックスアナリティカル(株)
 ・(株)北浜製作所
 ・伊藤忠テクノソリューションズ(株)
 ・(株)メトラー・トレド
 ・サーモフィッシャーサイエンティフィックス(株)
 ・(株)リガク
 ・(株)日産アーク
 ・ノーザンサイエンスコンサルティング(株)
 ・東芝ナノアナリシス(株)
 ・ナガノサイエンス(株)
 ・(株)日本サイエンスコア
 ・日本バリデーション・テクノロジーズ
 ・(株)テックアナリシス
                      (順不同)
 

【活動報告】2019年度アンケート

 ご協力いただきました皆様、大変ありがとうございました。
 皆さまから頂きました貴重なご意見をもとに、当分野の発展に寄与できるよう、フォーカスグループの運営を進めていきます。今後ともご協力よろしくお願いいたします。
 
  • 実施期間:2019/1/11 – 1/25
  • 対象者:日本薬剤学会 物性フォーカスグループ登録会員
  • 方法:メールにて配信および返信
  • 回答数:27名 

【活動報告】物性フォーカスグループセミナー2018

基礎から最前線まで!X線を用いた原薬・製剤の評価

2018年2月15日に星薬科大学 百年記念館にて開催され、100人近い多数の方々にご参加いただきました。先生方からはX線を用いた原薬・製剤の評価について、基礎から最前線までの広い範囲にわたり、貴重な発表をいただきました。セミナーに加え、情報交換会でも活発な議論も繰り広げられ、とても盛況な会となりました。

<特別講演>
 CMCの観点から見た溶液中ナノメディシン特性評価:X線小角散乱を中心にして
      櫻井 和朗 先生(北九州市立大学)
<演題>
 粉末 X線回折の基礎 線回折の基礎 線回折の基礎 ~ 測定原理、試料調製・解析~
      森岡 仁 先生(ブルカージャパン株式会社)
 医薬品分子の結晶と非質構造違いを調べる:二体分布関数を用いた解析
      冨中 悟史 先生(物質・材料研究機構)
 3次元 X線顕微鏡 線顕微鏡 (X 線 CT) での製剤評価について
      照井 裕二 先生(東芝ナノアリシス株式会社)
 単結晶 X線構造解析の利用
      高取 和彦 先生(明治薬科大学)
 粉末 X線構造解析の現状と医薬品開発へ応用
      溝口 亮 先生(アステラ製薬株式会社)
 企業研究におけるX線の利用
      高田 則幸 先生(中外製薬株式会社)

 
 

【出版案内】物性FG監修の書籍が出版されました

固体医薬品の物性評価 第2版

<監修>  日本薬剤学会 物性フォーカスグループ
<編集>  星薬科大学 米持悦生

   ― 内容 ―
    ・固体医薬品の基礎理論
    ・物性測定法の理論と実際
    ・開発医薬品の・製剤の物性評価に関する解析例
    ・レギュレーション
    ・原薬および製剤に関する知財


日本薬剤学会 物性フォーカスグループが監修した書籍「固体医薬品の物性評価 第2版」が2018年8月に出版されることとなりました。固体医薬品原薬・製剤の基礎理論、物性評価法、製薬企業での開発事例、レギュレーションについてわかりやすくまとめられており、固体医薬品を扱う研究者にとって重要かつ興味深いコンテンツが数多く掲載されております。
2003年に発行された第1版から内容は大幅に変更になっています。
第1版をお持ちの方もそうでない方もご購読をご検討下さい。
 

株式会社じほうのwebサイトから購入可能です。

原薬のレギュレーションに関する議論が論文になりました

これまで物性FGでは、薬剤学会のラウンドテーブルなどを通して原薬のレギュレーションに関して議論を進めてきており、その成果としてまとめました論文が医薬品医療機器レギュラトリーサイエンスに掲載されることとなりました。

「共結晶を含む医薬品のレギュレーションに関する考察と一提言」-共結晶体は原薬か製剤中間体か-
医薬品医療機器レギュラトリーサイエンス 48 (12) 2017

物性フォーカスグループセミナー 2017

化学構造解析だけじゃもったいない!医薬品開発へのNMRの応用

2017年8月4日に星薬科大学 百年記念館にて開催され、100人近い多数の方々にご参加いただきました。先生方からは医薬品開発におけるNMRの利用・応用について貴重な発表をいただきました。当日は活発な議論も繰り広げられ、とても盛況な会となりました。

<特別講演>
 定量NMR の基礎と日本薬局方での利用 合田 幸広 先生(国立医薬品食品衛生研究所)

<演題>
 始めよう固体NMR 矢澤 宏次 先生 (株式会社JEOL RESONANCE)
 溶液NMR によるリポソーム膜の構造と薬物保持状態の解析 岡村 恵美子先生 (姫路獨協大学)
 MRI を用いた半固形製剤の製剤物性評価 大貫 義則 先生 (富山大学)
 原薬及び製剤分析における固体NMR の利用 武田 純平 (武田薬品工業株式会社)
 固体NMR を用いた物性評価研究 ―製薬会社での利用例を交えて― 丸吉 京介 先生 (第一三共株式会社)
 企業での研究・開発における固体NMR の利用 木村 一雄 先生 (株式会社東レリサーチセンター)

 

日本薬剤学会第32年会ラウンドテーブル

原薬と添加剤の複合体は、原薬?製剤?-原薬と製剤の融合技術のレギュレーションー

2017年5月12日日本薬剤学会32年会にて粉体プロセスフォーカスグループとラウンドテーブルセッションを共同開催しました。

<演題>
 α-/β-シクロデキストリンによるオパルモンⓇ錠の安定化と機構解明 井上 靖雄 先生 (小野薬品工業株式会社)
 原薬形態としての共結晶と製剤中間体としてのコアモルファス 溝口 亮 先生 (アステラス製薬株式会社)
 Coprecipitaion法で製した固体分散体は原薬か製剤か? 白木 広治 先生 (中外製薬株式会社)

当日は約150人の方に参加いただき、活発な議論が展開されとても盛況なラウンドテーブルとなりました。
ご参加いただきました就実大学薬学部 森山先生から参加報告をいただいております。ぜひご一読下さい。
森山先生、ありがとうございました。

物性・前臨床フォーカスグループジョイントセミナー2016

「本邦におけるコクリスタル医薬品の胎動 -物性の理解から原薬・製剤の開発戦略までー」

2016年5月18日にホテルグランヴェール岐山(岐阜市)にて開催され、当日は60人を超える参加者の方々より貴重なご意見を伺えました。

物性フォーカスグループセミナー2016

「原薬と製剤を結ぶイメージング技術」

  • 日時:2016年1月22日
  • 場所:星薬科大学 百年記念館
  • 参加者:約80名
  • 分析機器メーカー:Kaiser、RENISHAW、ThermoFisher scientific、堀場製作所、nano photon


物性フォーカスグループとして初の開催となったセミナーは分光分析、特に近年注目を集めるラマン分光にフォーカスをあて開催されました。
当日は参加者および分析機器関係者合わせて80名を超え、盛況な会となりました。
東邦大学薬学部の寺田勝英先生、国立医薬品食品衛生研究所の小出達夫先生による特別講演、技術講演から始まり、顕微ラマン装置メーカー5社による測定技術・装置紹介が行われました。

この測定技術・装置紹介では、事前に当フォーカスグループより提供させていただきました共通の試料(イーシー・ドパール配合錠、ネオドパール配合錠、マドパー配合錠)を事前に測定・分析していただき、結果を報告していただきました。
初めての試みではありましたが、各分析メーカーの強みがよくわかりとても有意義なセミナーになったのではないかと思います。
ご協力いただきましたKaiser、RENISHAW、ThermoFisher scientific、堀場製作所、nano photonの担当者の皆様、誠にありがとうございました。

アンケート2016

ご協力いただきました皆様、お忙しい中ありがとうございました。
本アンケート結果を参考に運営を進めていきたいと思いますので、今後ともご協力よろしくお願いいたします。

  • 実施期間:2016/1/7 - 1/19
  • 対象者:日本薬剤学会 物性フォーカスグループ登録会員
  • 方法:メールにて配信および返信
  • 回答数:41名(正会員の41%)


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